主な対象疾患 代表的な病気の原因や主な症状、治療方法などをご説明します。 パーキンソン病 脳の中のドパミンと呼ばれる神経細胞が減少し、振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋固縮、姿勢保持障害を主な運動症状とする病気です。 ふるえ(振戦) 振戦とは筋肉が意識とは無関係に収縮と弛緩を一定のリズムで繰り返すことによって起こる体の震えのことです。 ジストニア 一定のパターンで筋肉が収縮し、こわばったり、ねじれたりします。これにより思いどおりに体を動かせなくなります。 難治性疼痛 一般に3カ月以上継続する痛みを「慢性疼痛」と呼び、神経自体が圧迫や損傷を受けて起こる慢性疼痛を「神経障害性疼痛」と呼びます。 痙縮 脳卒中(脳血管障害)や頭部外傷・脊髄損傷・脳性麻痺など、中枢神経(脳や脊髄)の障害によって起こる麻痺に伴う後遺症の1つです。 てんかん 脳細胞の一部が異常な電気活動をおこし、けいれん発作やその場にそぐわない行動をとる発作が引き起こされる慢性の脳の病気です。 治療法について 各治療の概要や適応疾患、効果などをご説明します。 DBS 脳深部刺激療法 脳の奥深くにある特定の領域に刺激電極を留置し、前胸部などに埋め込んだ刺激装置から電気パルスを送り刺激することにより不随意運動症(パーキンソン病・難治性疼痛・本態性振戦)の運動症状やジストニアを治療する方法です。 RF 高周波凝固手術 定位的凝固術は、脳の深部に電極を挿入し熱を発生させることで、標的とする構造物を熱凝固する方法。体内に器械の埋め込みを要さずに効果を得ることができ、体内に人工物が残らない点が脳深部刺激療法との最大の違いです。 MRgFUS MRガイド下 集束超音波療法 本態性振戦による手のふるえなどの症状を軽減させるための治療法です。MRIで正確な治療部位や温度を確認しながら、1,024個の超音波発生素子が装着された治療用ヘルメットで、ふるえなどの原因となっている脳の部分にピンポイントの治療を行います。 SCS 脊髄刺激療法 脊髄を刺激することによって痛みの緩和を図る治療方法です。脊髄に電気刺激を与えることで、痛みを引き起こしている神経の異常な興奮を調整することで、脳に痛みの信号を伝わりにくくさせることで、鎮痛効果が発揮されると考えられています。 ITB バクロフェン 髄腔内投与療法 病気の種類に関係なく、脊髄損傷・脳性麻痺・頭部外傷性および脳卒中後の広い範囲の痙縮に対して行われます。患者さんの状態に応じて薬の量が調節でき、痙縮をコントロールすることができます。痙縮をやわらげることで、生活の質の向上を目的としています。 新着情報 一覧を見る 2024/08/01 認定施設・認定医検索機能追加のご案内 2024/04/30 ホームページリニューアルのお知らせ Tel E-Mail LINE